観衆60人
◆第1試合
シングルマッチ10分1本勝負
藤本つかさ○vs世羅りさ×
(8分01秒 ビーナスクラッチ)

開始早々、膝を狙ったドロップキックを放ち、足四の字、キャメルクラッチ、さらに足をロックしての変形リバースフルネルソンで世羅を絞めあげる藤本。必死の形相でなんとか逃れた世羅は串刺しドロップキック、ボディスラム、そして逆エビ固めで反撃に出るが、逆に藤本の串刺しドロップキックを浴びてしまう。藤本のSTFを反転してエビ固めでフォールを狙うなど、世羅の試合運びには成長ぶりもうかがえたが、最後はロープに走った世羅のタイミングを見計らってのビーナスクラッチで藤本がカウント3を奪取。試合は終始、藤本ペースとなってしまった。「エキシより戦いたいと思って試合をしました。次、もし藤本さんと試合することがあれば、もっともっと戦えるようになって成長して、藤本さん相手に戦えるように頑張っていきます。」と試合の感想を語る世羅にも、藤本は「戦えるようにじゃなくて勝ちを狙いにきてください。」とチクリ。
◆第2試合
タッグマッチ15分1本勝負
希月あおい○&くるみ
vs
内藤メアリ&堀田祥子×
(13分00秒 ダブルアームリストサルト)

あおい&くるみの青春緑に対するは、メアリ&堀田の「昭和タッグ」。「昭和のチカラ!」と気合十分のメアリと堀田だが、タッグとしての完成度は青春緑が上。あおいがくるみをうまくリードし、タイミングの良いタッチワークをみせる青春緑。昭和タッグに攻め込まれても、追い込まれるには至らないのは、タッチワークの良さが光る。またメアリ&堀田を「ばばあ~」と挑発し、相手の攻めの乱れを誘うなど、精神面での巧みな揺さぶりも若い青春緑ならでは。最後はくるみがメアリをけん制する間にあおいが堀田をダブルリストアームサルトで沈めた。試合後、あおいは「青春緑には楽しいしかありません。後楽園は緑でいっぱいに染めたいと自分は思っています。ハッピーな雨をいっしょに降らせよう、くるみ!組むかどうかはわかんないけど。」と後楽園での青春緑タッグの試合をアピールした。
一方、青春緑の「ばばあ~」挑発に「ガキ!」「バカ!」の連呼で対抗した堀田は「メアリ選手との昭和タッグ…プロレスも人生も先輩だと思っているので、もっともっと教えてほしいと思います。今日、ばばあって言われて、ガキとバカしか出てこなかった自分がすごい恥ずかしくて、罵詈雑言もメアリ先輩から習いたいと思います。」と反省しきり。
◆第3試合
タッグマッチ15分1本勝負
ヘイリー・ヘイトレッド&新田猫子×
vs
木村響子&帯広さやか○
(12分36秒 片エビ固め)

11・24道場マッチでハム子&ヘイリーと15分引分けて以来の、タッグ再結成を果たした木村と帯広。第2試合の青春緑同様、木村がパートナーの帯広を巧みにコントロールし、1+1を3にも4にもしている好タッグチームなのだ。前回の顔合わせからハム子が猫子に変わっているものの、試合は期待通りの熱戦となった。両チームの一歩も退かない攻防で、あっという間に10分が経過。またも時間切れに終わるかと思われたが、12分過ぎ、帯広が猫子に帯広マジック、バースと立て続けに得意技を繰り出し、これを猫子がラ・マヒストラルで切り返したところ、木村が猫子にケンカキックを叩き込み反転。そのまま帯広が押さえ込んでのカウント3で、木村&帯広勝負をモノにした。
試合後の座談会でリングサイドに現れた木村は「言いたいこと。オビ、聞けよ!ハム子とヘイリー、ベルト巻いたらしいじゃん。なんとも思わないの?私と帯広、(ハム子&ヘイリー)に負けてないんだよ。そして、あんたさあ、辞めるんだってアイスリボン。オビが退団して悲しい人!(客席から拍手が起こる)。みんな悲しいって。でも(プロレスを)辞めるわけじゃないんでしょ?じゃあ、ここでしかできないことをやろうよ。時間、ちょっとしかないよ。師走だよ。私もいっしょに走るよ。お前走れるのか!?笑うな!本気だ!ベルト獲ろうぜ!!ここはもうアイスリボン方式で勝手に決めちゃおうぜ!19日どう?」と12月中の帯広とのタッグ継続を宣言し、ヘイリー&ハム子が持つリボンタッグ&REINA世界タッグへの挑戦をぶち上げた。藤本は「雰囲気的に歓迎されているかもしれないけど、私はあんまり…だったら後楽園でやればいいじゃんって思うし、別に道場マッチでやらなくてもいいんじゃないかなって思うし、ハム子さんに相談します。」と即答を避けたが、チャンピオンのヘイリーが「ハム子とヘイリーはストロングタッグチーム。私たちも防衛戦はやりたいから、19日、レッツゴー!」と受けて立つ構えをみせたことで、藤本も「私は帯広は本当に恵まれすぎだと思う。IW19も挑戦できて、今回も木村さんから言われてタッグにも挑戦。恵まれ過ぎてる。思い出づくりのためにベルトに挑戦して、獲れた人はいないと思う。だったら獲ってみなよ。19日、タイトルマッチ、決定します。」と帯広に厳しい言葉を向けながらもタイトルマッチを受諾。12月19日の道場マッチでのヘイリー&ハム子vs木村&帯広の二冠タッグ選手権が電撃決定した。
また、帯広にフォール負けを喫した猫子は、座談会の席にプラカードを持ち込み、大晦日は猫子にとっての原点回帰である大石真翔との"にゃん'sクラブ"復活をアピールした。
◆第4試合
次期ICEx60挑戦者決定巴戦
志田光vs成宮真希vsつくし
@○志田光vs×成宮真希
(8分42秒 片エビ固め)
※魂のスリーカウント
A×志田光vs○つくし
(0分21秒 ソフトクリーム)
B×つくしvs○成宮真希
(3分53秒 片エビ固め)
※ユルネバ
C○成宮真希vs×志田光
(8分26秒 体固め)
※ユルネバ
成宮真希が2連勝で、ICEx60次期挑戦者に決定。

大晦日のメイン出場(紫雷美央のICE×60王座挑戦者)を決定する巴戦。リング上でのくじ引きにより、志田vs成宮の顔合わせからスタートした。グランドを中心にした攻防から5分過ぎ、首四の字、アルゼンチンバックブリーカー、雪崩式ギロチンと勝負に出たのは成宮。コーナーからのギロチンはかわされたものの、志田のスリーカウントをかわしてアルゼンチンバックブリーカーに担ぎ上げるなど、攻勢に出るが、これを逃れた志田は成宮の体勢が崩れたところで、延髄へのハイキック、スリーカウント、魂のスリーカウントとラッシュを掛けてフォール勝ちを奪った。
2戦目は志田vsつくし。いきなり飛びついたつくしを振りほどき、ロープに振った志田。しかし、戻ってきたつくしはカウンターのソフトクリームで丸め込み。電光石火のカウント3!つくしが秒殺大物食いの本領を発揮した。
再びリングに上がった成宮は、二試合目が秒殺だったため、試合のダメージがまったく抜けていない。一方のつくしは余力は十分。ドロップキックのバリーエーションで短期勝負を仕掛けるが、なんとかこの猛攻をしのいだ成宮は、エルボーの連打で反撃に出る。成宮はカウンターの攻撃を軸に必死の攻防を展開する。最後は、つくしの飛び込みをキャッチした成宮は、一気にアルゼンチンに担ぎ上げると、そのままマットに叩きつける変形アルゼンチンバスター(ユルネバと命名)でがっちりとフォール。
続いて行われた志田vs成宮。成宮はコーナーから動けない。思わずレフェリーが試合続行できるかを成宮に確認するほどの疲労困憊。痛ぶるかのような志田の猛攻で試合はスタート。途中、場外に成宮を誘い、竹刀攻撃まで仕掛けるなど、志田の攻めは徹底している。後楽園のメインは譲れないという志田の強い思いが感じられた。4分過ぎまで一方的に攻め込まれた成宮だが、自らロープに飛んでのギロチンを突破口に、カンパーナ、スリーパーと反撃に出た。5分過ぎ志田のファルコンをエビ固めで、スリーカウントも武者返しに持っていくなど、志田の動きを読んで切り返えしていく。そして8分過ぎ、コーナーの攻防を雪崩式ギロチンで制した成宮は、その勢いのまま、つくしを沈めたユルネバを決めカウント3!!立ち上げって勝ち名乗りを受けるスタミナさえ残っていなかった成宮だが、苦しい状況のなかでつくし、志田を連破し、美央への挑戦権と大晦日のメインを奪取した。
試合後の成宮は「後楽園のメインでICE×60、紫雷美央選手に挑戦…すごく怖いです。今日の巴戦だって決定したときからすごく怖かった。でも、怖いからといって逃げていく弱い自分でいたくなかったから、挑戦できる自分でいたかったから、今日の巴戦、とにかく相手の肩を3つつけることだけに集中しました。そして、今度の後楽園、本当に怖いけど、これが自分に与えられた使命じゃなくて、自分が掴んだチャンスだと思って絶対にみんなで笑顔になりたいと思います。勝ったのに立つこともできない挑戦者。頼りないかもしれないけど、絶対に絶対にベルトを獲り返します。応援よろしくお願いします!」と決意表明。
「怖い」と語る成宮だが、今回の巴戦を制したことは美央戦に向けて、大きな糧になったことは間違いない。アイスリボンの選手、ファンの思いを背負い、成宮は必死の覚悟を持って後楽園メインのリングに立つ。
試合後に2試合連続でフィニッシュに繋がった変形アルゼンチンバスターを「ユルネバ」と命名。成宮が出演した舞台と同一名称だが、サッカーのサポーターソングとしても有名な「ユール・ネヴァー・ウォーク・アローン」(邦題:人生ひとりではない)からの命名。「今の自分の気持ちを込めた技(名)」で大晦日のベルト奪還を誓った。
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