観衆67人
◆第1試合
トライアングルリボン15分1本勝負
チェリー(ユニオン)○
vs
くるみ×
(4分52秒 春夜恋)
もう一人は ヘイリー・ヘイトレッド

当初はリボンタッグの前哨戦を予定していたが、メアリが練習中に肩を負傷し欠場。試合は急遽、トライアングルリボンに変更された。メアリとくるみは当然、後楽園を見据えての一戦となるが、後楽園でトライアングルリボン王座に挑むヘイリーにとっては、試合形式そのものが後楽園の前哨戦。三者それぞれが思惑を持っての負けられない試合となった。
開始早々、「あの子は悪魔だ」とくるみを指さしながら、ヘイリーに入り知恵するチェリー。ヘイリーとともにくるみに襲いかかるが、くるみが2人を同士討ちにすると、チェリーの入れ知恵作戦も続かず、試合は3人が攻守を替えながら入り乱れる展開に。
ところが、ここでもうまく立ち回ったのはチェリーだった。セコンドのメアリにヘイリーの足元をすくわせたりしながら、ダメージを蓄積することなく戦況を見る。そして、ヘイリーとくるみの攻防の際、2人の死角から歩み寄ったチェリーは、ヘイリーを一人エビ固めに丸めると、残ったくるみを高速の春夜恋に決めての3カウント奪取。あっけにとられるヘイリー、あ然とするくるみを尻目に勝ち名乗りを受けた。チェリーは座談会の席でメアリーとのタッグ名がビューティ・ビーム・アグレッシブな38歳=BBA38に決定したことを報告した。
◆第2試合
シングルマッチ10分1本勝負
紫雷美央(フリー)○vsつくし×
(4分59秒 土蜘蛛)

松本都に不覚(!?)を取ったものの、つくしとのシングル戦においては、いつもと変わらぬ不敵な笑みと余裕をアピールする試合運びに終始した。
スタートは、つくしの速い動きにやりにくそうな表情を見せたものの、荒っぽい打撃で蹴散らしながら、徐々に自分のペースに試合を持ち込んでいく。なんとか流れを引き戻そうと、得意のドロップキックの連打、さらに打撃を浴びても気迫の表情を浮かべながら、美央に食らいついていったつくしだが、美央は大人気なく、攻撃の手を緩めず散々痛ぶった後は、土蜘蛛で3カウント。ほぼ快勝といっていい内容で、後楽園に向けての最後の前哨戦を締めた。
◆第3試合
6人タッグマッチ60分3本勝負
藤本つかさ
星ハム子
成宮真希
vs
松本浩代(エスオベーション)
志田光
松本都(崖のふちプロレス)
(2-1)
@○志田光vs成宮真希×
(13分10秒 片エビ固め)
魂のスリーカウント
A○成宮真希vs松本都×
(1分13秒 武者返し)
B○星ハム子vs×志田光
(8分48秒 片エビ固め)
※女の執念

後楽園でのWAVEとの対抗戦に向けて、藤本、ハム子、成宮がトリオを結成しての初陣に臨んだ。対戦相手は。志田光、松本浩代&都の三者三様の個性派トリオ。仮想WAVEとはいかないまでも、このバラエティに富んだチームを相手に対抗戦組がどのような試合をみせるかが最注目ポイントだった。試合形式も本番と同じ3本勝負で行われた。
最初に仕掛けたのは対抗戦組。3人で膝をついてのハム子流シェイクハンドのポーズを取ると、これを拒否し背を向けた相手チームのコーナーを急襲。1本目から速攻勝負に出た。いきなり全開の急襲はなんとか凌いだが、その後も対抗戦組の勢いは止まらない。早いタッチワーク、連係、さらに個々の気迫と、対抗戦に向けての決意が感じられる展開に。1本目こそ、志田に成宮が捕まり、魂のスリーカウントでフォールを奪われたものの、2本目はその成宮が、ふらふらになりながらも、漁夫の利でフォール狙いにきた都の攻撃を巧みに切り返してのエビ固め=武者返しを決め、わずか1分13秒で試合を1-1のタイスコアに。
3本目も、両チームとも動きが止まらない。対抗戦組のチームワークに対して、対戦相手組も徐々に連係がみられるようになり、カットプレーもめまぐるしい展開が続く。バランスの保てない浩代のロープ渡りに、藤本が走るように見事なロープ渡りを決め対抗したこと、都の目突きからの丸め込みを素早いカットプレーで凌いだことなど、対WAVEへの動きが随所にみられた。最後は、志田の必殺技ラッシュを浴びながらも耐え抜いたハム子が“女の執念"からの丸め込みを決め、志田からフィニッシュを奪った。
座談会で藤本は「これまではキャプテンつかさ、キャプテンつかさと言ってきましたが、ハム子、成宮の頑張りをみて、この3人ならやれるという確信を持ちました」と語った。

試合後の座談会では。唯一対戦カードの決まっていない都が、「後楽園大会が満員になるのも私のカード次第!!今、数多い対戦相手をふるいにかけて…」と話し出すと、司会のメアリから「都さん、もう時間がないんですよ!明日にはサムライTVでアイスリボン後楽園ホール大会の特集もあるのに。だいたい、誰も都さんと試合したがらないじゃないですか!対戦希望の選手にもことごとく断られ・・・都さん、今回の後楽園、チケット何枚売りました?」、「まだ後楽園大会に出るかどうかわからないから、チケットなど売れない」と返答する都に、「だまらっしゃい!!今まで後楽園大会で都さんのカード組まれなかったことないじゃないですか! そんな言い訳おかしいですよ。私はチケット50枚売りました。ポスターもたくさん貼ってもらいました。私は都さんがポスター持って帰るところ見たことないですよ。」と怒鳴りつけると続けて、「都さんがチケット100枚も売ったら、期待されているんだな~って優先的にカードだって組まれますよ!DDTさんの武道館大会。超満員でしたよね…その1割以上のチケットは代表の高木さんが売ったっそうです。高木さんがDDTの代表なら、都さんは崖のふちの代表じゃないですか。だったら、アイスリボン後楽園大会を崖のふち後楽園大会だと思って頑張って欲しいです!」と都に対して檄を飛ばした。
戸惑いをみせながらも「そんなこと言ったって…私は高木さんじゃないし…どうやってチケット売ればいいのか、高木さんに聞きたいくらいだよ…」と煮え切らない都。と、そのとき、場内に「FIRE」が流れ、花道から高木三四郎が登場。
マイクを手にした大社長は都の目の前に対峙すると「チケットを売らない?ポスターも貼りに行かないのか?DDTでそんな奴いたら即クビだな。・・ポスターぐらい持って行け! チケットの売り方を教えてほしいのか? でも、それを今ここで教えるわけにはいかない。お前の本気を後楽園で試させてもらう。俺とシングルで戦え!!プロレスの基本3本勝負でやってやる!」と高木から都への対戦要求が飛び出した。
都はいつもの調子で「高木さん、引き抜きですか? DDTにとっても東京女子プロレスにとっても、私はのどから手が出る逸材ですからね。後楽園での対戦相手として厳正な審査をしてご返事します」と言ったものだから、大社長が切れ「縁がなかったということで…」とさっさとリングを降りてしまった。これをアイスリボン全員で引き止め、再びリングに戻し、全員で陳謝したことで、なんとか機嫌を直した大社長は「よし、これはDDTと崖のふちの全面対抗戦だ!」と握手を求める都の手をがっちり握り返したかと思いきや、都にスタナーを炸裂!さらに馬乗りでパンチを叩き込んでいく。他の選手が止めに入ると、さっさとリングを降り、そのまま花道の奥へと消えた。これにより、後楽園での都の対戦カードは、高木三四郎とのシングルマッチに決定。DDTvs崖のふち代表同士による3本勝負という、何が起こるか予測不可能な俄然、注目の一戦となった。
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